お手本は昔の庭先養鶏
昔、田舎では庭先に数羽のニワトリを飼っていたものでした。餌は、くず米、米ぬか、くず野菜、砕いた貝殻、残飯などその時手に入るものを与えていました。現在市販されている配合飼料に比べるとずいぶん粗食ですが、当時のニワトリたちはとっても元気で、美味しい玉子を産んでくれていました。「みその農園」の自然卵養鶏は、そんな時代の庭先養鶏を参考にしています。
「ニワトリが主役」であること
ストレスなく暮らして機嫌よく産卵してもらえるよう1坪5羽以下の薄飼い(一般的な平飼いは10~15羽)。
大好物の緑餌(くず野菜や雑草)をたくさん与えています。
粗食そして十分運動をさせることにより初産卵時期を体躯が十分おとなになる180日齢以上になるようにして(ケージ養鶏の場合は100日~120日齢ぐらいだそうです)、病気に強く健康な成鶏に育つよう見守っています。
飽食の時代といわれる現代ですが、ヒト同様ニワトリも「粗食・腹八分」が健康には不可欠と考えています。
飼料は未利用資源の粗食
たとえオーガニックでも外国産穀物(トウモロコシ・大豆など)は使用せず、できる限り近隣で採れるくず米、くず麦、米ぬかなどの産業廃棄物になりがちな未利用資源を使用し、粗食・腹八分を心がけています。
近隣の未利用資源にこだわるのは、フードマイレージや身土不二の観点からということと食品ロスやゴミを減らすことにつながるということもあるのですが、自然災害などいざという時に物流が止まってしまっても持続可能な養鶏。これもまた私たちの目指すところです。
お菓子作りを考えての玉子
ニワトリたちが健康で機嫌よく暮らせて、かつ、お菓子の味がさらにおいしくなる玉子になるよう、養鶏30年の経験からあみだした独自の配合の自家配合飼料を与えています。
販売
「昔ながらの田舎たまご」という名称で自宅販売会やネットストアで販売しています。
産直市「あいさい広場」にも不定期で出品しています。